【開運】愛する「物」たちに守られる人

 

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   愛する「物」が宿す魂に守られる法

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先日、ある方とこんな会話をしました。

*          *

「どうも、ありがとうございました」

「いけだ先生、こちらこそありがとうございます!…ところで、

それは何を読まれているんですか?」

「はい。これは“ダイヤモンド”という雑誌です」

「ああ、経済専門の有名な週刊誌ですね?」

「ええ。でもこの当時はまだ“週刊誌”じゃなかったんですよ」

「あれっ?…表紙に“昭和17年1月1日”発行とありますね?

わっ、これは驚いたな~。70年以上前の雑誌ですか!」

「はい。何度も読みなおしているのでボロボロです。

古本屋で手にいれた時からボロボロでしたけどね(苦笑)」

「いけだ先生、どうしてそんな恐ろしく古い本を?」

*          *

こんにちは。

案内人のいけだ法弘です。

 

ぼくの最近の困りごと。

それは古本屋さんがどんどん減っていることです。

 

先日も、梅田の繁華街に残っていた一軒が閉じてしまいガッカリ。

(;へ:)悲しい…

 

ものによっては百年以上昔の古い書籍が所狭しと積まれていて、

「おお、宝の山だ!!」

ぼくにとってその古本屋さんは秘密の宝の山だったのです。

昭和17年発行のダイヤモンド誌とはそこで出会ったのです。

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ただの古本に見えますが、 歴史的にも価値ある貴重な1冊です。

 

ところで、若い人たちは知らないかもしれませんが、

昔、本というのは今よりうんと貴重品でした。

 

プロフィルでお話しましたが、

ぼくは家庭の事情で、4つの小学校に通いました。

引っ越しばかりだったので、

いつも身近にいてくれる友だちといえば真っ先に「本」でした。

 

思い出の本 本だけが唯一の話し相手だったこともあります。

最初にいちばん仲良くなった本のことはよく覚えています。

全10巻の子ども百科事典。

 

大好きでした。

 

新幹線など乗り物のなまえ、

サルから進化した人類の歴史、 夜空の惑星の動きや、

おもしろい動物の生態や、 人間がたべものを消化する不思議なしくみなどが

にぎやかな図解入りで説明されていました。

 

恥ずかしいですが、 マジックペンで変なラクガキをしたこと、

今思いだしました(苦笑)。

ほんとうによく読みました。

 

抱きかかえるようにして一緒に寝ていた記憶さえあります。

いちばん仲が良かった本ですね。

 

当時、住んでいた家が事情により売られる寸前まで、

部屋の本棚のいちばん下に、ボロボロになって並んでいました。

 

今だったらインターネットの時代ですので、

重さが10キロを超すような子ども向けの全集なんて

「何それ?」と笑われてしまうかもしれませんね。

 

でも、親が結構無理して買ってくれたんですね。貧しかったのに。

ありがとう。

 

ほんとうにありがとうございます。

 

 

読むしあわせ

 

ところで、今の時代はたくさんの情報があふれていますね。

インターネット情報にかぎらず、本だって昔ほど貴重品じゃありません。

どんな情報でも安く、あるいは無料ですぐ手に入ります。

 

乗り物のなまえどころかメーカーや材質までパッとしらべて

一瞬でピピッと知ることができます。

 

凄いですね。

 

海外の最新ニュースが翻訳されスマートホンに表示されますし、

宇宙や動物の生態だってユーチューブ動画で リアルに見ることもできますよね。

 

ほんとうに凄い時代になったなあ…

 

でもね。 ぼくはちょっと思うのです。

今の子どもたち。

かれらはぼくたちの少年時代のように

そのような情報を見て「幸せ」を感じられるのかなあ…?

 

あなたはどう思います?

 

本がたすけてくれた

 

いつだったかお話した父親の連帯保証人騒ぎ。

仕事仲間の連帯保証人になり裏切られ、

家を売った。

そのとき、 子ども百科事典とぼくはお別れすることになりました。

 

転校ばかりで友だちがいない。

そんなとき、 ぼくと一緒にすごしてくれた百科事典。

なぜあのとき捨てるのが悲しかったのか 今のぼくは分かります。

 

“魂”が別れを寂しがっていたからです。

 

ぼくは次のようにも思います。

今の子どもたちは 、

「本と別れるのが悲しくて、泣いた」

なんていう経験ができるのだろうか?

 

今そういったら笑われるかもしれません。

でもね… ページが擦り切れるまで読む。

何度も何度も読みかえす。

 

両親は共働きでした。

家にテレビがない時期がありました。

お金がなかったからです。

 

転校生なので友だちの家にテレビを見せてもらいに行くこともできません。

外が薄暗くなって、

先にパート先から母親が帰ってくるまでのあいだ、

お米をといでご飯を炊く用意をして、

百科事典の宇宙のページを開いていた、そんな記憶があります。

 

寂しさを忘れさせてくれる。

それが本でした。

 

何かおもしろいことを話してくれる。

それが本でした。

 

何度も何度も読みなおす。

それがよい本とのつきあいかたでした。

 

 

人に巣食う怪物

 

今は情報がたくさんあります。

かんたんに手に入ります。

 

日本中、世界中の新しい情報がクリックひとつですぐ見られる。

しかし、 これは本当に「情報が手に入りやすくなった」のでしょうか?

 

実はちがう。

ちがうのだと思います。

 

あなたにひとつ質問があります。

たとえばインターネットで調べた情報を何百回、いえ、

そんなに多い必要はありません。

「大切な話だ」と感じ、 何十回と繰りかえして読んだことはありますか?

おそらく、

大切と感じてもインターネットの情報は 多くて2,3回しか目を通さないと思います。

 

それで何か大切なことを知ったような

気になってしまうことって ありませんか?

 

人が不幸になる場合、

いちばん最初にその条件をあげるとしたら、

それは何か。

 

それは“三日坊主”です。

 

ささいなことかもしれませんが、

不幸はいつもささいなことからはじまるのです。

 

凡人と天才との差、ということわざがあります。

「才能の差は小さいが、努力の差は大きい。 継続の差はもっと大きい」

なぜなら、

ものごとに向き合えていないのに、知った気になる。

それが三日坊主の“落とし穴”です。

 

これは大変危険です。

 

身についてないのに、体験した気分になるので、

知らなかったときより未来が悪くなります。

 

ちょっと見ただけで分かったような気分になってしまう。

これは大変危ないことなのです。

 

“三日坊主”は、人に巣食う怪物です。

 

人を不幸にしてしまう可能性がたかい。

 

“被害者”は多い。

 

インターネットは、 この現象をどんどん悪化させているかもしれません。

 

 

逆“予言の書”

 

しかし、よい本はちがいます。

なぜなら、

よい本なら読みなおすことができるからです。

 

読みなおすと新しい発見がある。

“気づき”がある本は世の中には多いのです。

この話をすると、聖書や古典ですか?と聞かれるのですが、

そうとはかぎりません。

今も読みかえしている昭和17年1月1日号、

定価1円20銭の経済雑誌ダイヤモンドは

ぼくが何度も何度も読みなおしている1冊です。

 

ちょっと難しいですがこんな対談が載っています。

*   *   *  *   *   *

記者 米、英の太平洋艦隊の主力が緒戦において我が無敵海軍により撃滅されましたが今後予想される米英の作戦について予想を願います。

答え(前略)港に入っておれば沈められる。爆撃の範囲にあっては主力艦はもろく沈むということになってくると、英米の計画は根底から崩れてくる。

*   *   *   *   *   *

「港に入っておれば沈められる」というのは、

日本がアメリカに戦争をはじめた

昭和16年12月の真珠湾攻撃を指しています。

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この本がでたとき、その真珠湾攻撃からまだ1ヶ月経っていません。

記者の質問に答えているのは、

当時有名だった帝国海軍のエリート軍人です。

 

真珠湾攻撃はこのエリート軍人にとって“大成功”でした。

ですので、この雑誌、

今読むととんでもないことが書いてあります。

 

・アメリカは弱い

・アメリカ主力艦隊はほぼ全滅した

・戦争はすぐ終わる(1年くらい)

・景気は良くなる

…などなど。

 

有名な雑誌ですので、執筆陣は日本国内最高の専門家、

そしてエリート軍人です。

 

「戦争には勝てる」と自信まんまん。

 

しかし、 実際には記事の予想はことごとく外れます。

ずるずる負け続ける全面戦争に突入するのです。

「勝てる」どころか、4年近く後の 昭和20年8月まで続き、

日本の主要都市は空襲で焼け野原。

広島と長崎に原子爆弾を落とされ日本は敗れます。

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日本人の死者は300万人といわれます。

 

ぼくはこの本をよく読みかえすのです。

 

この赤茶けた古雑誌は、逆“予言書”だからです。

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読めば読むほど恐ろしくなってきます。

なぜなら、

ここに書かれているのは事実と逆になる記事ばかり。

この雑誌が出たあと、ほとんど逆のことばかり起きます。

 

大勢の人が亡くなり、やっと戦争は終わるのですが、

戦後の「復興」にいたるまで貧乏がまだ何年も何年も続きます。

 

無責任な人たち

 

「しかし、この本の内容は昔話だろうか?」

ぼくはかんがえるのです。

 

こんなことは二度と起きないのだろうか?

あなたは起きないと思いますか?

 

答えは、

「再びこれから起きる」

です。

 

なぜならば、

今もまったく同じことが起きているから。

専門家と称する人たちが、こぞってテレビで語っています。

かれらは高級なスーツを着ています。

 

べつに高い洋服を着ていてもかまいませんが、

貧しさを経験したことのない人が 「貧苦」について語るのはなぜでしょう?

 

苦しさを知らないエリートが、 苦しさについて意見をしゃべっている。

 

敵の銃弾に当たることのないエリート軍人が、

「敵は弱い」と語っている。

 

まるで他人事のようにしゃべっている。

実際、安全な場所にずっといて、他人事だからです。

 

ほんとうに必死になって戦わねばならない兵士は、

あんな風にしゃべることはありません。

 

昭和17年1月のダイヤモンド誌を読みかえして思うのは、

それが今もおなじだということです。

 

物が宿す魂に守られる人

 

ネットやテレビを1,2度見ただけで物事を知った気になる。

そして反対する意見は無視する、 あるいは否定する。

真実を知ろうとしない人は、今も多いと思います。

 

実際に苦しさを体験した人が何年も掛けて身につけた解決方法を、

真剣に真剣に伝えているのに、それを一度見ただけで 知った気になる。

よい悪いと決めつけてしまう。

 

読みかえすことをしない。

 

向きあうことをしない。

 

内容をきちんと自分のものにすることをしない。

 

そうした悪い習慣を持つ人が増えているのです。

でも仕方ないことかも…と思います。

 

今の時代はスピードが大切だといわれ、

古いものは捨てることがよい、とされている。

 

なぜなら物も情報も多いからです。

本も新しく買ったら、古い本はごみの日に捨ててしまう。

 

しかし、 その人たちはほんとうは何がしたかったのでしょう?

 

ほんとうは何を手に入れたいと希望していたのでしょう?

 

本を捨てるなといっているのではありません。

「本の“魂”と向きあっているか?」 と聞きたいのです。

 

75年前の雑誌があります。

ぼくに重要なことを伝えるため、ぼくを待っていてくれました。

 

物には魂があります。

 

その魂と真剣に向きあえるかどうか。

真剣に向きあえたら、 その人は身のまわりの物に守られます。

たとえば、

本は「読み手に伝える」という魂をもっています。

 

本はしゃべりませんが、 ある“声”をもって問いかけてくるのです。

 

今はこうした魂を受けとれる人が少なくなってしまいました。

 

先日ある出来事がありました。

おかしな悪口を耳にしたのです。

悪口を専門に書き込むような場所もあるのだそうです。

その話を教えてもらった瞬間はいやな感じがしましたが、 しかし、ふと感じたのです。

 

もし、ほんとうにその人がぼくの話を聞いて悪く思ったなら、

その人に、ぼくは申し訳ないことをしたのかもしれない。

何かきっと説明が足りなかったのだ、

 

もっと伝えよう、もっと説明しなくては。

 

しかし、あとで聞いたらその悪口は内容が事実ではありませんでした。

 

ぼくの話は“常識はずれ”なので腹を立てたのです。

なぜなら、

「ほんとうのお墓は墓石のむこう」

「本来お墓に墓石はいらない」

などと案内しているぼくです。

 

「商売を邪魔された」と腹を立てる人もいるのでしょう。

悪口をいいたい人には、いわせておけばよい、 と“声”がします。

 

…でも、だからといって説明は足りていると

ぼくはホッとするわけにいかないと思いました。

ここで強く言っておかねばならないのです。

 

何度も繰りかえして見てください。

なぜなら、

実践開運DVDディスクはただのディスクではないからです。

どこにでもあるようなものではありません。

 

もしテレビやインターネットの“情報”のようにご覧になったとしたら、

ただいつの間にか時間が過ぎ、ただ見終わるだけでしょう。

 

しかし真に、 「新しい人生を手に入れたい」と思って見るならば、

このDVDディスクが宿している魂はあなたに変化をあたえるでしょう。

 

物には魂が宿ります。

 

あなたを守ってくれる。

 

人間関係でひどい目にあったとき、

 

仕事で失敗したとき、

 

生きる希望を失いかけたとき、

 

いつでも思いだしてください。

 

このDVDディスクは役に立つでしょう。

 

一度見ただけで満足しないでください。

 

なぜなら、

重要なことが語られているからです。

 

何度もご覧になってください。

 

本のページをパラパラめくるように何度も見てください。

 

あなたが本来、

手にするはずだった幸運を、

あなたの手にとり戻すために。

 

金の実践開運 開運の世界の案内人

いけだ法弘